* YES / LIVE RELAYER / LIVE AT BOSTON GARDEN 1974 DEFENITIVE EDITION (2CD)
WISTERIA RECORDS / WISCD 2021-009
Recorded Live at Boston Garden, Boston, MA, December 11, 1974
Digitally Remastered in 2021 // Two Source Stereo Matrix // Excellent Sound Quarity
Jon Anderson - vocals, guitar, percussion
Steve Howe - guitars
Patrick Moraz - keyboards
Chris Squire - bass
Alan White - drums, percussion
DISC 1
1. Opening (FIREBIRD SUITE)
2. SOUND CHASER
3. CLOSE TO THE EDGE
4. TO BE OVER
DISC 2
1. THE GATES OF DELIRIUM
2. AND YOU AND I
3. RITUAL (NOUS SOMMES DU SOLEIL)
4. ROUNDABOUT
イエスのライヴ音源史上稀にみる高音質音源です。サウンドボードのクリアさや分解能をもってして適わず、マイク・ミラード・テープに代表される高音質オーディエンス音源の臨場感をもってして尚適わない最強の音源。これは、それらの良いところを綿密に組み合わせた2021年最新のミックス音源。オーディエンスとサウンドボードの融合により生み出されたマトリックス音源です。イエスのコレクターズ・アイテムまで幅広く収集してきた歴戦のマニアなら「74年のボストン・ガーデン?ああ、ラジオの高音質なやつ出てるよね」とお思いかもしれません。しかし、むしろそう思っている方にも是非聴いていただきたい音源です。楽器の分離の素晴らしさと会場の臨場感を兼ね備えた極上音源。ラジオ音源は右にギターが配されていましたが、やっぱステージに向かってセンターにジョン・アンダーソン、左にスティーヴ・ハウ、右にクリス・スクワイアとキーボード(ここではパトリック・モラーツです)でしょう。この音源はそのように並び替えられています。既発の音源よりもモラーツのキーボートは豊かにとらえられ、ハウのギターとがっぷり四つの大相撲が随所で観戦できます。更にリマスタリングによりクリスのエッジの歪んだベースも押し出されパワー・アップ。何度も書きますが、驚愕の高音質です。『ライヴ音源て、こうじゃなくちゃあいけない』を清書したようなアイテム。ジャケットもツアー主題アルバムの『リレイヤー』を踏襲し秀逸。一家に一枚、間違いなくイエスのリレイヤー・ツアーにおける決定版アイテムです。
因みに同レーベルより翌年のマイク・ミラードによるオーディエンス音源を収めたタイトルもリリースされており、そちらも好評いただいているので是非。この時期イエスはキーボードが人気だったジョン・ウェットンからパトリック・モラーツに変わっており、ウェットンの定められた枠を超えたモラーツの即興が魅力の時期。従って日が違えば演奏も違うライヴならではのオンリー・ワンがそれぞれに楽しめるのです。