* SGF-00022 // GENESIS / BRUSHED MIKE MILLARD TAPE / LIVE AT THE FORUM 1978 (2CDR)
Recorded Live at The Forum, Inglewood, CA, April 17, 1978
Tour: ...And Then There Were Three...
EXCELLENT Audience Recording // Mike Millard Master Tape // 138 min
Phil Collins - lead vocals, percussion, drums
Tony Banks - Hammond T-102 organ, Mellotron M-400, Yamaha CP-70 electric grand piano; ARP Pro Soloist, ARP 2600 and Polymoog synthesizers, 12-string guitar, backing vocals
Mike Rutherford - bass, Moog Taurus bass pedals, 12-string & electric guitars, backing vocals
Daryl Stuermer - electric guitar
Chester Thompson - drums
DISC 1
1. ELEVENTH EARL OF MAR
2. IN THE CAGE
3. BURNING ROPE
4. RIPPLES
5. DEEP IN THE MOTHERLODE
6. THE FOUNTAIN OF SALMACIS
7. DOWN AND OUT
8. ONE FOR THE VINE
DISC 2
1. SQUONK
2. SAY IT'S ALRIGHT JOE
3. THE LADY LIES - Phil talks "The Story Of Romeo and Juliet"
4. CINEMA SHOW
5. AFTERGLOW
6. FOLLOW YOU, FOLLOW ME
7. DANCE ON A VOLCANO
8. Drum Duet
9. LOS ENDOS
10. I KNOW WHAT I LIKE
オーディエンス録音の卓越した技術でファンにはお馴染みのテーパー、マイク・ミラード氏により録音されたテープ『マイク・ミラード・テープ』登場です。同レーベルからマイク・ミラード・テープをマスターにした音源が複数リリースされておりますが、よく見ると『ブラッシュド・マイク・ミラード・テープ』と『レジェンダリー・マイク・ミラード・テープ』の二種類があることにお気付きでしょうか。マイク・ミラード・テープも全てが完璧な音質なわけではなく、中にはかなり手を加えて改良の余地があるものもあり、大幅に手を加えて改良されたものが『ブラッシュド』シリーズ。元々完璧に近く改良の余地があまり無く、曲間等の軽い編集など最低限にとどめてあるものが『レジェンダリー』シリーズとなります。
今回はジェネシスの1978年アルバム『そして3人が残った』のツアーが“ブラッシュド”から登場です。イコライジングはあまり施してませんが、いかんせん周りの奇声が大きかったりとヴォリューム面に細心の注意を払い全体的に編集してあります。更にオリジナルのマスターには、デジタル化の際に生じたであろう極わずかなブランクによる音飛びが複数箇所ありそれも修正。曲間もフィルのトークはカットせずにオーディエンスの「キャー」とか「ピー」とか「うおー」とかを不自然無い範囲でカット。それらの上で本来の演奏のダイナミクスは前面に出してあり、ライヴ全体の迫力が伝わる内容となっています。アルバム名の通り正式メンバーとしてはマイク・ラザフォード、トニー・バンクス、フィル・コリンズの3人となるわけですが、ライヴではサポート・メンバーとして前回ツアーから引き続きのチェスター・トンプソン、そして初登場ダリル・スターマーがギタリストを務めています。この5人は今後もジェネシスの基盤となり長い付き合いとなっていく協力タッグ。とくにダリル・スターマーはフィル・コリンズの右腕としても活躍目覚ましく、ジェネシスでもマイク・ラザフォードを凌駕する存在感(アクション少なく黙々と弾く姿はクールで二重丸)。前任のスティーヴ・ハケットと比べるとハード・ロック寄りな手数か。『ダンス・オン・ア・ヴォルケーノ』からなだれ込むフィルとチェスターのドラム・デュエットから一気にたたみかける『ロス・アンド・ロス』への展開はライヴのハイライト、昇天もの。