1971年8月7日スイスはモントルーのカジノで行われたコンサートを高音質完全収録!この日は同年アメリカンツアーのウォームアップとして組まれたこのモントルーカジノでの連続公演。本作はその初日8月7日公演に当たります。コンサートファイルでもあっさりと新聞記事の紹介にとどまっている通り、コンサートから35年後の2005年に発掘された音源で、既発タイトルも少なく、ロウジェネ・ソースを使った決定盤ともいえる内容と音質になっています。
1971年前半のツェッペリンの音源は、あまり良いものが残されておらず、その中でこの音質で聴けるのは、まさにコレクター冥利に尽きます。リリース前の4thアルバムの曲はもちろん、「移民の歌」で始まる黄金のセットリストはツェッペリン絶頂期をとらえた、まさにタイトル通り火の出るようなパフォーマンスを存分に堪能できます。「ブラックドッグ」や「天国への階段」ではプラントのハイトーンが冴えわたり、“One from Long Ago”と紹介される「幻惑されて」は実に18分間もの長尺な演奏になります。そしてアンコールではレアな「Weekend」でコンサートが締めくくられます。
またボーナストラックとして、同年7月5日ミラノ公演を収録しています。残念ながらこの日のミラノ公演は3曲した発掘されておらず、ここに収録されているものがすべてになります。この日は泥酔した聴衆に対し警官隊が催涙弾を使用してコンサートが中断するという、ツェッペリン史上最悪のコンサートとされている日です。もっとも最悪なのは警官隊の行動であって、コンサート自体は非常に楽しみにしていたイタリアのファンに対し素晴らしい演奏を披露しています。コンサートが中断したとあって、全体でどのような構成であったか、何曲演奏されたのか、今となっては知る由もありませんが、少なくともこの3曲、少なくともコンサート半分くらいまでは行われたということでしょう。ツェッペリンのライヴにおいても稀有な出来事があった歴史的な日の記録ということで、ぜひ聴いていただきたいコンサートです。
1971年8月7日モントルーカジノ公演を、高音質完全収録。あまり良い音源に恵まれていない1971年前半の中でも例外的に高音質で収録されており、かつレアな「Weekend」を含む完全収録。ボーナストラックには同年7月5日ミラノ公演より残存が確認されている3曲を追加収録。ジャケットは鮮明(笑)。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
Casino Montreux, Switzerland August 7, 1971
DISC ONE
01. Introduction
02. Immigrant Song
03. Heartbreaker
04. Since I've Been Loving You
05. Black Dog
06. Dazed And Confused
07. Stairway To Heaven
DISC TWO
01. Going To California
02. That's The Way
03. Celebration Day
04. What Is And What Should Never Be
05. Whole Lotta Love
06. Weekend
Vigorelli Velodrome Milan, ITALY July 5, 1971
07. Since I've Been Loving You
08. Black Dog
09. Dazed And Confused