PAUL McCARTNEY / FRESHEN UP TOKYO DOME November 1, 2018 (3CD)

型番 pccd-298/299/300
販売価格 5,000円(税込)
購入数

■2018年11月1日東京ドーム公演を完全収録
■ステージかぶりつき最前列録音にて臨場感あふるる超高音質録音
■当日本番前のサウンドチェックも完全収録
■ホーンセクションを加えた「Got To Get You Into My Life」ツアー初演
■サウンドチェックでは「I Don't Know」初演

サンプル音源
https://soundcloud.com/user-233178645-954223761/20181101-sample/s-E1XUj

ポール・マッカートニーは2018年に入り、6月と7月にリバプールとロンドンでウォーム・アップ的にギグを行なっている。そして2018年9月7日にはニューヨークのグランド・セントラル駅の特設ステージにおいて特別ライブ。セットリストは通常より簡略化されたものながら、ポールのミュージシャンとしての衰えは感じられず、このメンバーになってからバンドも既に16年目に突入するが、全員が素晴らしいパフォーマンスを行なっている。そしていよいよ、前回のONE ON ONE TOURを改め、FRESHEN UP TOURと題して再び新たなツアーに出る事を発表。このツアーは2018年9月カナダを皮切りに、フェスティバル出演を含み、2019年にはアメリカのスケジュールまで決まっている。そして間をおかず2018年、このFRESHEN UP TOURの一環として来日公演が行なわれた。24歳で初来日してから半世紀以上、こうして76歳になって尚、遠く日本において大規模なスタジアム・コンサートを行なっているなど、本人ですら予想だにしなかったであろう。日程は下記の通り。

2018年10月31日 東京ドーム
2018年11月01日 東京ドーム
2018年11月05日 両国国技館
2018年11月08日 名古屋ドーム

今回は初の両国国技館、そして1980年ウイングスが予定していたものの中止となった名古屋公演が組まれているのが特徴である。前回3回だった東京ドーム公演は2回と回数が減ったものの、ドーム球場を何度も埋め尽くせる動員力のあるアーティストは、ポールくらいビッグネーム以外に不可能であろう。本作は、その二日目2018年東京ドーム公演をサウンドチェックを含め完全収録している。

FRESHEN UP TOURにおける特徴として、ニューアルバム『EGYPT STATION』から新曲をレパートリーに加えている点が挙げられる。しかもコンサート序盤に「Who Cares」「Come On To Me」の2曲、そして中盤に「Fuh You」を演奏している。いずれもコンサートで演奏する事を念頭に置いた楽曲と思われ、ステージ構成の重要なアクセントとなっている。またこのツアーで初演となるのが「From Me To You」である。極初期のビートルズの代表曲のひとつであり、アコースティック・コーナーの1曲として採り上げられている。その他、セットリストの曲目だけ見ると、ツアータイトルに反しフレッシュな選曲はなく、これまでも演奏されてきた曲目が並んでいる。しかし、このツアーの特徴を挙げるとしたら、曲目よりもむしろ、アレンジに着目すべきであろう。

従来のポールのステージと大きく異なる点は、ブラス・セクションが加わった点にある。これまで70年代のウイングスを除くと、基本的にポールのステージにバンド・メンバー以外が演奏に加わることはなかった。もちろんバグ・パイプ楽団が登壇したり、ゲストが演奏する場面もなかったわけではない。しかしツアーに帯同して毎夜コンサートの演出として参加したミュージシャンはいない。今回初めて、ブラス・セクションがバンドに加わったのである。それまでウィックスが奏でるキーボードで代用されていた音が、本物の楽器で演奏される点において、敢えてアレンジもそれを活かすものとなっている。

ブラス・セクションは「Letting Go」で初めて姿を現す。しかもステージ上ではなく、客席の中に並んだメンバーが突如奏でるサプライズ演出で、観客は大いに盛り上がっている。同曲は後半に短いブラス・ソロをブレイクに挿入し、一層際立つアレンジとなっている。新曲「Come On To Me」でも大々的にフューチャーされている。その他ブラス・セクションは「Let ‘Em In」や「Lady Madonna」「Ob La Di Ob La Da」「Live And Let Die」「Hey Jude」、そして最後のアビーロード・メドレーにおいても重要な役割を果たしている。

また、アルバム『Egypt Station』に収録の「Back In Blazil」という曲には、「イチバン」という日本語が使われている。この曲を日本で初演するのではないかと前評判であったが、結果的には「Come On To Me」の冒頭にイントロとして加えられた。細かい点であるが、これもまた日本で初めて取り入れられたアレンジである。

【2018年11月1日東京ドーム公演】
2018年来日公演二日目である。基本的にはもちろんFRESHEN UP TOURの特徴を備えているのだが、初日にも増してこの日は興味深い内容となっている。「A Hard Day’s Night」で開幕するのは同じだが、2曲目の「Hi Hi Hi」が「Junior’s Farm」に差し替えられた。 同一会場で連続公演を行なう場合、ポールはセットリストを数曲変えるのが常だが、今回もそのような慣習が踏襲されている。さらに「All My Loving」も「Can’t Buy Me Love」に、「I’ve Just Seen A Face」が「We Can Work It Out」に、「Yesterday」が「I Saw Her Standing There」に、それぞれ変更になっている。 そしてこの日の最大の特長は、FRESHEN UP TOURにおいて初演となる「Got To Get You Into My Life」が演奏された点であろう。別の曲がカットされた代わりというわけではなく、純粋にこの日はこの曲が増えているのである。元々ホーンセクションをツアーに同行させた以上、この曲が最も栄えるであろうと思われたが、不思議とこれまで演奏されていなかった。今回、日本の東京ドーム二日目で初めて演奏された曲である。

ディスク3は当日の本番前に行なわれたサウンドチェックの音源である。本編では演奏することのないレアな曲やカバー曲を演奏してくれるVIPチケット用の公開サウンドチェック。この日のサウンドチェックは前日と比べても非常に充実したものとなった。「Twenty Flight Rock」はこれまで何度となく演奏されてきたポールが好んでいるカバーだが、この日は全く新しいアレンジで演奏している。「Blue Suade Shoes」もゆったりとブルージーなアレンジが施されている。そして本編で演奏した「Got To Get You Into My Life」も、直前のこの時に演奏されている。当初は両国国技館用の隠し玉かと思われていたが本編でも演奏されている。さらに「Magical Mystery Tour」においてもホーンセクションが非常に効果的なアレンジとなっている。こちらは本編では演奏されていないが、おそらく今後セットリスト入りするであろう。加えてこの日最大の目玉は「I Don’t Know」であろう。ニュー・アルバム『Egypt Station』の2曲目に位置する同曲は、これまでライブで演奏されたことがなく、おそらくこの日が初演ではないかと思われる。

2018年来日公演より、二日目11月1日東京ドーム公演を最前列にて超高音質で完全収録。これまでの来日公演において最高の音質で収録されている。2003年以降のポールのライブをリアルタイムで追いかけ、今回も、その時々の最新ツアーをいち早くハイ・クオリティでお届けしてきたピカデリー・サーカス・レーベルで揃えて頂ければ間違いないだろう。数多くのタイトルが今回もリリースされると思うが、いろいろと他と比べる必要もなく、決定盤として本作があればそれで良い。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。

TOKYO DOME, TOKYO JAPAN November 1, 2018
DISC ONE
01. Introduction
02. A Hard Day's Night
03. Junior’s Farm
04. Can’t Buy Me Love
05. Letting Go
06. Who Cares
07. Got To Get You Into My Life
08. Come On To Me
09. Let Me Roll It
10. I've Got A Feeling
11. Let ‘Em In
12. My Valentine
13. Nineteen Hundred And Eighty Five
14. Maybe I'm Amazed
15. We Can Work It Out
16. In Spite Of All Danger
16. From Me To You
17. Love Me Do
18. Blackbird

DISC TWO
01. Here Today
02. Queenie Eye
03. Lady Madonna
04. Eleanor Rigby #1
05. Eleanor Rigby #2
06. Fuh You
07. Being For The Benefit Of Mr.Kite
08. Something
09. Ob La Di Ob La Da
10. Band On The Run
11. Back In The U.S.S.R.
12. Let It Be
13. Live And Let Die
14. Hey Jude
15. I Saw Her Standing There
16. SGT. Pepper's Reprise
17. Helter Skelter
18. Golden Slumbers - Carry That Weight - The End

DISC THREE
SOUNDCHECK
01. Setting
02. Paul’s Greeting
03. Tokyo Dome Jam
04. Twenty Flight Rock
05. Blue Suade Shoes
06. Got To Get You Into My Life
07. Magical Mystery Tour
08. Shake Rattle And Roll
09. I Don’t Know
10. It’s So Easy
11. San Francisco Bay Blues
12. Ram On
13. Midnight Special
14. Sounds For Massages
15. Lady Madonna
16. Paul's Greeting

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